HETAREDREAM

夢のあるヘタレが世界で活躍する起業家になるまでの物語

第二話 Ask, and it will be given to you.

こちら現時刻午前2時49分。眠い。

けれど、毎日書くと決めたから書く。

 

予定通り、今日は午前中をインターンの受入先企業に申請することに時間を割いた。方法は大きく分けて二つ。知人を通じるか、知人を通じないかである。これ以下、簡単に選択肢を上げてみる。まずは、知人を通じない方法から。

  1. Google VenturesやYcombinator等の投資先リストから探し、その企業に申請する。(http://www.entrepreneur.com/vc100)
  2. Angellist等の投資を求めているアーリーフェーズの企業に申請する。
    (Angellist)
  3. San Francisco市内周辺でインターンシップの斡旋を行っている企業を通じて申請する。(ex. Intrax, InternMatch)

まずは、この3つを通じて応募してみるものの、募集要項には基本的にCSのBachelorかMasterが最低でも求められている。都内のとある私立文系などご法度だ。ということで、限りなく門が狭いことを把握。リプライも基本的に返ってこない。

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 ここで、ヘタレのリソースを再認識してみる。

  1. 持ち前の笑顔と人当たりの良さ。(もちろん数値化などできず、書類では伝わらない。ましてや思い込みまであり得る。)
  2. 半年間のプログラマー経験。(Ruby,Railsメインで3つサイトを立ち上げたが、その程度。)
  3. 日常会話には支障を来さない英語力。(人と話していて笑わせることくらいはできる。はず。)

つまり、起業はしてみたものの特殊スキルはないということだ。これは多くの日本人学生、特に文系に言えることではないかと思う。御存知の通り、こちらの学生は自分の知識を専門特化し、数学、工学、科学、統計学の理系はもちろん、心理学、経済学、経営学の文系までも科学的な分析が求められる。この技術や思考プロセスが日本人にはかけている。そのために、根性論や質ではなく量に走るのだ。これは、辛い。20代までは走れたとしても、30代になって振り返れば営業しかできないということが往々にしてあり得るだろう。だから、きちんとした技術を身につけたい。そのために、Web applicationを作成する技術と、その情報を処理するためのR言語を学んでいるのだ。(単純。)

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話を元に戻そう。つまり、現状自分にはSan Franciscoで働けるだけの、スキルも学歴もない。このGAPを埋めるのはなにか。「推薦状」である。もはや、モノ(スキル)、カネ(資金)、情報(学歴)がないのであれば、ヒトに頼る他ない。そこでこそ、持ち前の愛と勇気が発揮されるというものだ。

 

ということで、知り合いのつてを頼り、今週5つほどネットワーキングに参加することに。狙うは、30人以下のベンチャー企業で、Ruby, Railsがかけて、笑顔が爽やかなプログラマーたちがいる会社。(こんな企業がSFにあるのかは不明。) まあ、打たねば弾は当たらない。

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午後は、Noisebridgeというマリファナ臭がプンプンするハックスペースで、イタリア出身のオランダの天才起業家Davideと待ち合わせ。なんだかとても優しくしてくれると思ったら、「My boyfriend is really nice and smart.」という発言からもどうやらゲイらしい。何はともあれ、気に入られるならいいとしましょう。因みに、noisebridgeはこんな所。右のブザーをブーッと鳴らすと、片目が潰れた髪グルグルのおじさんがマリファナ吸って降りてきますー。

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みんなでArduino開発した後に、友達のこしゆかさんに電話。インターンの心当たりを聞こうと思ったら、どうやら夜に日本人のお食事会があるらしい。これはなんだか、なんだなーと思って参加することを心に決め、19:30ころにMontgomery St南にあるとあるビアガーデンで落ち合う。(因みに、僕はスケボーで参上。) ざっと見る限り50人ほどの人たちが人だかりを作っている。参加費は$40。もちろんお金が無かったので払わなかった。端っこでビールを買って笑顔で人だかりにダイブイン!

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ここでついに、持ち前の笑顔が生きてきた。群衆をさくようにして、匂いを嗅ぎ分けイケてそうな人を探す。(これは意識高い大学二年病の時にマスター) すると、何やら社長の風格をした人がいるではないか!話しかけてみると、San Francisco市内の一等地に会社を構える社長様。こちらの企業の中では日本でも知名度が高く、なんといってもRuby, Railsを扱うプロジェクトが今まさにあるというのだ!!(Ask, and it will be given to you.)そして、そのプロジェクトが僕の大好きなサードウェーブカフェ、Blue Bottle Cafeの日本展開のプロモーションの一角というから驚き。これは、戦いの時が聞いたようだ。ということで、金曜日に面接に行ってきます。(社長、お酒飲んでたけど覚えていてくれるかな。。)

 

過去を積み上げると現在になり、今を積み重ねると未来になる。

明日も地道に積み上げましょう。全力で、そっと、壊れないように。

 

チャオ

@San Francisco, Silicon Valley