HETAREDREAM

夢のあるヘタレが世界で活躍する起業家になるまでの物語

世の中を覗くための事業創造:大きなノードを持つ意義

何のために事業を作りたいと思っているのかを考えていた時に、ふと思うことがあったので、久々に記事を書く。

世の中を覗くための事業構築

社会を突き動かしているシステム/構造に、興味がある。人間というノードが繋がった社会が行き着く終着点はどこなのか。彼らの行き先を決める方程式はあるのだろうか。きっとその方程式は、人智を超えた領域で、一個人が処理できる情報量ではなくて、答えは認識の枠組みを超えている。それでも、可能な限り、社会を動かしている法則や、美しい規則性を見出したい。世界の真理を垣間見たい。感じて、突き止めて、変数を認識した上で、世の中をポジティブな方向性へ動かしていきたい。この想いが自分が事業を創る意義である。

OSは資本主義

現在、社会基盤として採用されている思想は、資本主義である。労働力をInputして、成果物をOutputする時代。資本主義が現代社会のOSとして機能しているがゆえに、経済を中心に据えて社会が動いていく。この資本主義の流れを理解すると、社会の流れの動きの大枠が見えてくる気がしている。人口動態が変容し、国家が政策を調整し、企業が戦略を描き、個人が上位戦略に紐付いて行動する。資本主義を基盤として、国家以下のノードが競い合うため、社会は経済を基軸として回る。そして、このベクトルの総和が新しい未来を創り上げる。資本主義における社会構造を理解するためには、社会で重要なノードとして機能する企業がキーとなるのだ。社会を理解する近道は、根本的な上流を踏まえて企業を成長させることである。

小さな社会のバリューレバー

社会のオペレーションシステムである資本主義をインストールした企業体は、小さな社会である。ノードの集合体は特定の目的に向かって動く。動きに規則性を見出して次の加速度的に速度を上げることは可能なのか。そして、その延長線上に人々の幸せに繋げることができるのか。企業を俯瞰してみると、所々に改善可能な変数が存在する。そのバリューレバーを、全体最適を目的に調整する。目的に応じた最適化が正しければ、小さな社会は以前よりも早いスピードでエネルギー量を最大化できる。変数調整を通じた小さな実験。事業経営を通じて、社会変革の初手を打つ。

影響力のある社会的ノードを持つためには、企業を立上げ強くするか、自分のノードを広く浅く拡散し強固にする必要がある。全社がサイバーエージェントの藤田さんやMetapsの佐藤さん、後者がホリエモン。自分は事業群を持ちながら社会と向き合いたいと考えているため、事業経営を通じて前者を追いかける。ザッカーバーグが政治に進出しているが、国家のアクセスは限定的であるため、まずは企業を足がかりに上位のノードに登る。バリューレバーをいじくり倒して、企業ノードを強靭にし、社会にポジティブな影響を与える。これがやりたい。

2017年の立ち位置

結局、大きなノードを持つためには、大きな覚悟を持ってチャレンジしなければならない。個体のキャパシティーによって、その大きさに耐えられるかどうかは先天的に決まっているのかもしれないが、人間は環境に適応するものだ。だから、きっとその時になれば、その規模に耐えられるはず。耐えられなければ、自己破産という救済システムがある。ルールを知らずにいきなり大金持ったら多分失敗する。というよりも、経験という名の学習に無駄な金を流す。だから、まずは企業の資金を使って、色んなバリューレバーを動かしたときの因果関係を血肉とする。

しかし、どんなに考えても、立ち上がらければ一般的なノードとして、人生の幕を閉じる。それはそれで幸せな人生かもしれない。安定と幸せに満ちている人生かもしれない。でも、なぜかそれでは満足できない。何故戦わなかったのかと自問自答した時に、僕は答えられずに涙する。だから、大きなノードを手にして、世に与えるポジティブの総和を最大化するために、起業する。これだけは譲れないし、譲ってはいけない。

一年早まって、SMSで事業を持たせてもらえる権限を手にした。会社や上司、環境に感謝である。待ちに待ったこの機会と向き合って、言い訳することなくやりきって、必ず成功させる。そして、知見を蓄え次へゆく。戦略、人間、技術というバリューレバーを調整し、事業を成功させる。それが僕の2017年だ。